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精子提供

衛生福利部国民健康署(日本の厚生労働省に相当)の統計によると、2014年から2020年までの間に台湾で行われた精子提供の総数は2,693件でした。しかしながら、精子提供の治療を希望する夫婦の数は実際に行われた提供数の数倍に上ると言われています。

「精子提供」は、無精子症(精液中に精子が見られない状態)や、精子に受精能力がないと診断された際に、第三者(精子ドナー)から精子の提供を受けて行う不妊治療です。

奥様に当院で体外受精の治療を受けていただき、採卵当日に奥様の卵子と精子バンクの精子を受精させ、胚盤胞になってから、奥様の子宮に移植します。

精子提供が必要となる可能性のある方
  1. 遺伝的な疾患を抱えている方

  2. 無精子症と診断された方

  3. 化学治療、手術、または薬物治療が原因により精子を作る機能が失われている方

  4. 精子に受精能力がない方

治療の流れと必要書類
治療の流れと必要書類

※この治療計画は参照用であり、個々の状態によって異なります。

STEP 1

【渡台1回目】 初診

カウンセリング、奥様の関連検査(免疫検査、子宮鏡検査など)、ご主人の血液検査、注射器/薬の処方

約2~3日間

診療内容

滞在期間

  • 専属の日本語対応カウンセラーがつき、患者様への治療内容のカウンセリング、お薬に関するご質問への回答、結果報告などを行います。

  • 治療に関しては患者様それぞれの状況により内容が異なり、また慎重に進めていく必要があるため、過去の治療の資料や検査結果などをお持ちください。当院の医師やスタッフと信頼関係を築いていただければと思います。

  • 事前に以下の書類をご準備いただき、初診時にご提出ください。

【必要書類】

  • ご夫婦の身分証明書(パスポートと健康保険証)

  • 奥様の四親等内の家系図

  • 台湾で公証した「精子提供同意書」

  • 体外受精同意書

  • 婚姻証明書(日本の台北駐日経済文化代表処にてご取得ください。)

  • ご夫婦の血液検査の結果(エイズ、梅毒、血液型)

  • 精子提供登録書(ドナーに対する希望も記載)

STEP 2

【台湾】 マッチングと家系図の確認

  • 必要書類が揃ってから、マッチングを開始いたします。

  • 結果通知後2週間以内に精子提供の費用をお振込みください。

  • 台湾政府に家系図等の確認をします。所要期間は約2~3週間です。

STEP 3

【渡台2回目】 採卵手術と受精

血液検査、エコー検査、採卵手術、受精、

移植前の薬の処方

約3~7日間

診療内容

滞在期間

  • 渡台2回目の前に、ご夫婦のお住まい付近のクリニックで卵胞の育ち具合とホルモン値の確認をしていただきます。結果を受け取りましたら、当院までお知らせください。

  • 患者様に合わせた最適なタイミングで採卵手術を行います。 採卵の前34~36時間に排卵促進の注射を打ちます。

  • 採卵手術は全身麻酔をかけて行います。採卵にかかる時間はおよそ30~40分ほどです。手術後、当院で1~2時間ほどお休みいただき、ご帰宅となります。

  • 凍結精子を融解して卵子と受精させます。

  • 移植前の薬の服用を開始していただきます。

STEP 4

【台湾】胚盤胞の培養

  • 受精後5~7日目に胚盤胞を培養します。

  • 着床前スクリーニング(PGS)を受けた場合、1~2週間後に結果を通知いたします。

STEP 5

【渡台3回目】胚盤胞の移植

胚盤胞の移植、移植後の薬の処方

約4~5日間

診療内容

滞在期間

  • 渡台3回目の前に、ご夫婦のお住まい付近のクリニックで子宮內膜の検査を受けていただきます。

  • 凍結胚盤胞を融解し、ご夫婦と移植日を確定いたします。

  • 移植手術では胚盤胞を子宮腔内部に移植します。麻酔は必要ありません。また、アシストハッチングやエンブリオグルーを使用し着床を助けます。移植後は横になったまま15分ほどお休み頂き、ご帰宅となります。

  • 移植後は黄体ホルモンの薬を服用いただきます。

STEP 6

【日本】妊娠確認

  • 移植2週間後、ご夫婦のお住まい付近のクリニックにて採血をしていただき、妊娠を確認します。

  • 妊娠8週目に心拍を確認します。

当院のメリット
  • 距離:日本から飛行機で片道90分~4時間
    (桃園空港から当院:車で約40分、松山空港から当院:車で約15分)

  • 費用:米国のわずか3分の1

  • 言語:日本語対応のスタッフが常駐しています。

  • 検査:当院で着床前スクリーニング(PGT-A)を受け、正常胚を移植後の妊娠率は75%です。

  • 法律:台湾の人工生殖法は、レシピエント、ドナー、および医療機関を保護しながら、十分に規制されています。

  • 外見:日本人と台湾人はアジア人種のため、外見の類似性が高い。

  • 施設:元TSMCのエンジニアが設計した培養室ラボ

精子ドナーの健康診断
  • B型肝炎

  • C型肝炎

  • エイズ

  • 梅毒

  • 淋病

  • 地中海貧血

  • 骨髄性筋委縮症遺伝子スクリーニング

  • 染色体核型分析

  • 血液型

  • クラミジア検査

  • 尿の薬物検査

精子ドナーは以下の表内の検査を行います。

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