卵子・精子提供
国健署(日本の厚生労働省に相当)の統計によると、2001年から2005年までの間に台湾で行われた卵子・精子提供の総数は3681件に上ります。そのうち卵子提供は2737件、精子提供は891件でした。
しかしながら、卵子提供治療を希望する夫婦の数は実際に行われた提供数の数倍に上るとされています。不妊の原因は複雑多岐にわたり、卵巣や卵子・精子の質もそのうちの一つとなります。妊娠が難しい夫婦にとって、第三者のドナーから卵子・精子の提供を受けるという選択肢があります。
卵子・精子提供とは、ドナーの活力溢れる生殖細胞を使い、ラボの技術と併せることで不妊に悩む夫婦の助けとなる治療です。治療内容は、卵子・精子提供治療への登録、マッチング、採卵もしくは採精、移植を行います。出生率が増えないこの時代、不妊症に悩む方にも社会にも必要な治療と言えます。
必要事項
- 身分証明書
- 四親等表
- 結婚証明書
- 血液型証明等
- 治療の手付金を支払う必要があります。
治療中に行う検査
卵子提供治療中に行う可能性のある検査や治療は下記のとおりです。
- ICSI(卵細胞質内精子注入法)
- BT(胚盤胞移植)
- PGS/PGD(着床前スクリーニング/着床前診断)